2013年4月5日星期五

簡単操作で音に“ノル”! iOS向け音楽ゲーム「グルーヴコースター」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲー

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする,DQ10 RMT。  タッチ操作との相性がいいためか,スマートフォン向けに多数リリースされている音楽ゲーム。そのなかでも「iTunes Rewind 2011」でベストゲーム/ベストゲームサントラ部門をダブル同時受賞するなど,ひときわ高い評価を得ているiOS向けの「」を,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で取り上げてみたい。 基本ルールはコース上に配置されたターゲットをタイミングよくタッチするだけ。成功すると得点が加算される  本作のルールは,直感的でとても簡単。楽曲に合わせて,ジェットコースターのように流れてくる「ターゲット」をタイミングよくタップしていくだけだ。  「EASY」「NORMAL」「HARD」と3段階ある難度のうち,後者2つでは「フリック」や「ビート」(連打)といったバリエーション操作が登場してくるが,複数の指を駆使するような操作は存在しない。  タイミングよくターゲットをタップできると,画面上の「GROOVE」ゲージが溜まっていき,曲が終わったときにこのゲージが白く光っていればステージクリアとなる。タップするタイミングの正確さや,ミスの少なさが高得点に関係しており,稼いだ得点に応じてレベルアップしていく仕組み。レベルが上がると,新しい楽曲(ステージ)やアイテムを入手できるのだ。  ……と,ゲームの内容はいたってシンプルなのだが,“味付け”がキチンとされているのが本作の特徴。その味付けとは“音楽の視覚化”である。  たとえば,4拍子でカッティングギターが「ダダッ(ウン)ダダッ(ウン)ダダッ(ウン)ダダッ(ウン)」と鳴るフレーズなら,ダダッのところで二連続タップがあり,ウンの休符部分ではコースが折れ曲がる。文字にすると分かりにくいかもしれないが,プレイしてみると自分が操作していないフレーズまでもが視覚情報として目に飛び込んでくるので,より音楽との一体感が味わえるのだ。() 楽曲の“ノリ”にあわせて視点やコースの軌道が多様に変化するため,見ためからも音楽が楽しめるようになっている。このあたりは,作曲者自身がゲーム開発に関わっているからなのかもしれない  “音ゲー”の評価軸の1つである楽曲のよさにも触れておきたい。現在配信中のバージョンに収録されている楽曲は21曲と豊富で,ジャンルもロック,ポップス,ヒップホップ,テクノなど各種が用意されている  タイトーのサウンドチーム「ZUNTATA」が楽曲制作をしているだけあって,「スペースインベーダー」や「アルカノイド」といったタイトルのアレンジ曲が用意されているのもうれしいところ。収録されている曲だけでは物足りないという人は,追加で楽曲を購入することも可能だ。 プレイをサポートするアイテムや追加楽曲の購入も可能。「ダライアス」などの作曲者,OGRこと小倉久佳氏の曲もある  筆者的には手放しでオススメしたい本作だが,あえて難を挙げるとすれば,プレイヤーのグルーヴ感と楽曲の“ノリ”がマッチしないと気持ちよさが減ることだ,rmt。そういった意味でも,プレイヤーの音楽的感性が試される「良アプリ」なので,ぜひヘッドホンを用意してプレイしてみてほしい。 著者紹介:トリスター&馬波レイ  90年代中頃からライターとしてのキャリアをスタートし,セガ系雑誌を中心に記事執筆や取材活動に勤しむ。近年はゲーマガ編集部に所属し編集?ライターとして活動するも2012年に雑誌が休刊。現在はフリーのライターとしてゲームメディアを中心に活動中。わかりやすいルールで短時間で楽しめるスマートフォン向けゲームは,昔のアーケードゲームの匂いがして好きです。
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